9日に行われた鹿島とのプレシーズンマッチに後半から出場したルーキーの光永祐也。プロ契約後、初めてのレベスタでのプレーとなった18歳は試合後の取材で感想を問われると、「何もやらせてもらえなかったし、特に守備。ぶつかったとき、相手はビクともしなかった」とプロの壁を痛感した様子だった。
実質的なファーストプレーとなった攻め上がりの場面では、クロスを上げるのではなく石津大介の位置を見て冷静にパスを付けるなど、才能の片りんも見せた。それでも光永本人は反省のほうが多かったようで、「これがJリーグのトップなのかと感じた。一つひとつの技術が違う。マッチアップした遠藤選手も軸が本当に強くて何もさせてもらえなかった。将来、この試合があったからいまがあると言えるようにしていきたい」と振り返っていた。
ルーキーとは思えないほど記者への受け答えもしっかりとしたモノ。才気あふれる若者が苦々しくも貴重な経験を積んだようだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/02/10 12:30