高萩洋次郎にとっては、2007年の天皇杯と2010年のナビスコカップに続いて3度目の国立での決勝戦となる。過去2度は敗れてしまっているが、「ネガティブな要素はいい方向に考えて、もう負けないだろって思っています」とポジティブに考えている。
それも、積み重ねてきた自信があるから他ならない。
「大事な一戦をリーグ戦で経験してきた。決勝戦も落ち着いて冷静にやれる」と話す高萩は、現在のチームの一体感に自信を持つ。「PK戦になっても(西川)周作がいてくれるんで、みんなで意識を統一して失点だけはしないってことができている。チーム内での信頼関係がいい方向に出ているから勝てている」。
そして、二冠の奪取に向けて語気を強めた。
「これまでも僕たちはクラブの歴史を変えてきたんで、さらにいい方向に進めてサンフレッチェの黄金時代にしたい。『時代を築いた人』って言われるようになりたいと思います」。
(広島担当 寺田弘幸)
2013/12/30 18:41