天皇杯のベスト4まで勝ち上がった広島は、元日の決勝戦進出に向け25日に吉田サッカー場で練習を行った。
今季リーグ戦全試合に出場してみるみる成長してきた塩谷司は、「こうやって長くサッカーができるのはうれしいことやし、タイトルを取るチャンスもあるわけだから最後まで楽しみたい」と、飛躍のシーズンを最後まで駆け抜ける。
準々決勝の甲府戦では何度も前線に上がりビッグチャンスを作り出したが、決定力には欠けた。
「自分で決めるチャンスが3本くらいあった。決められなかったのは課題ですけど、これまでコンビネーションでペナルティエリアに侵入できることはなかった。あそこまでいけたことは収穫」と振り返る。
まだ発展途上だが、成長している実感も確かに感じている。
今年の2月23日、ゼロックス杯で初めて国立でプレーした塩谷は、「あの時は緊張してぜんぜん楽しめなかったけど、今だったら楽しめると思う」。自信を胸に国立へ向かう。
(広島担当 寺田弘幸)
2013/12/25 23:40