今節・甲府戦はホーム最終戦。ストイコビッチ監督の今季限りでの退任が決まっているだけに、豊田スタジアムで“ピクシー名古屋”を観られるのは最後だ。
すでに何人かの選手もチームを去ることが決まっている。そのうちの一人である田中隼磨は「やるしかないでしょ」とハートを見せる。前節・柏戦では左すねの骨が見えるほど深く裂傷(試合後に10針縫合)したが、痛み止めを飲んで練習を続けている。
また、阿部翔平も「最後にいい形で終わりたい。このまま勝ち続けて終わりたい」と、5連勝フィニッシュで別れを告げる。そして、こうポツリ。「あとは…シュートチャンスがあればいいな」。
正確無比の左足でピクシーサッカーを支えてきた阿部だが、実はプロ入り後いまだ無得点。柏戦では同じく契約満了となったダニエルが名古屋移籍後初得点の決勝弾を叩き込み、“全員の歓喜の輪”が広がった。あんな光景がもう一度見たいところだ。
名古屋の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(名古屋担当 村本裕太)
2013/11/27 16:47