日本代表の欧州遠征から帰国した柿谷曜一朗と山口螢が合流した21日、C大阪は紅白戦を行い、今節・広島戦に向けた練習を重ねた。その中でいつもと違う光景も見られた。普段は先発組の11人に対してのみ紅白戦前にミーティングを行うことが多いレヴィー・クルピ監督だが、この日はビブス(控え)組にも別個で監督自ら話を伝えてからの紅白戦開始となった。
練習後にその意図を問われたクルピ監督は「ビブス組に広島と同じやり方を求めるためにポジショニングなどの話をした。相手は特殊なやり方」と広島対策だったことを明かした。「ここから先はトーナメント。われわれが目指すのは勝つことのみ。引き分けでは、いい結果とは言えない」と今節に臨む心境を語るクルピ監督にとって、できることはすべてやった上で試合に臨むという意気込みの現れだろう。「広島とは毎回難しい試合になるが、もう何度も対戦している。対応したい」(丸橋祐介)と選手も話した。
C大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(C大阪担当 小田尚史)
2013/11/21 20:08