天皇杯4回戦・鹿島戦で浅野拓磨は84分からピッチに送られた。今季3度目となる公式戦の出場機会を得たルーキーは、「全然ダメだった。準備していたつもりでしたし、試合に出ればできる自信もあったんですけど」と、うなだれた。
鹿島のディフェンスラインはスピードに弱いことは事前に伝えられており、「自分の特徴を出して点を取りに行きたかった」。イメージはできていたが、「一発目のプレーから重いなと思った」。身体が思うように動かなかった。浅野は「気持ちだけが強くなり過ぎていたのかもしれない」と振り返る。
ただ、鹿島戦のふがいなさを危機感に変えて臨んだ翌日のトレーニングマッチでは、広島経済大を相手にハットトリックを記録。あらためて今年のうちに公式戦初ゴールを奪いたい想いを強めた浅野は、「練習から気持ちを全面に出してトップチームに向かっていく」ことを宣言。優勝争いを戦うチームに果敢に向かっていく。
広島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(広島担当 寺田弘幸)
2013/11/19 18:34