3日の練習後、前節・神戸戦の決勝点となった枝村匠馬選手のゴラッソについて、昨季まで清水で共にプレーしていた児玉新選手に感想を聞きました。
すると、「実はアップの時から、『出たら点を取りそうだな』と話していたんですよ(笑)雰囲気がありましたね。エダはああいう難しいシュートを淡々と決めるところがある(笑)」とのことでした。
清水時代も、“ここぞ”の場面で独特の得点嗅覚を発揮してチームを救うことも多かった枝村選手。C大阪においても、第21節の「大阪ダービー」での2得点に続いて前節の「阪神ダービー」の決勝弾と、すでにC大阪サポーターの記憶に残るゴールを量産しています。
児玉選手には、続いて現在の自身についても話を聞きました。
「監督も代わって、やり方も徐々に分かってきました。クルピ監督は、いいプレーと悪いプレーをハッキリ言ってくれるので、分かりやすいですね。自分自身、成長するという意味では、すごく刺激的な監督。監督が合流してから、毎日刺激を受けています」
─どのあたりに刺激を受ける?
「ゲーム形式のトレーニングにしても、自分のプレースタイル的に、今までは前に行かなくても特に言われなかったんですが、クルピ監督は、『前に行け』と。クロスやシュートをすごく求められる。チャレンジする意味でも、練習からすごく楽しんでやれています。これまでのキャリアで、まだ1点しか取れていないですし、そういう意味でも思い切って行きたいですね」
前向きな表情でそう話してくれた児玉選手。“若手を伸ばす”イメージの強いクルピ監督ですが、児玉選手のような経験を積んだプレーヤーも、「刺激を受ける」と言います。あらためてクルピ監督の本質を感じると共に、「練習から楽しんでやれている」という児玉選手の言葉にどこかうれしい気持ちになりました。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/10/05 16:59