前節・札幌戦でGK奥田達朗選手と特別指定選手の坂井達弥が揃ってJ1のリーグ戦で初先発した。そのため、いつも出ている先輩選手たちは、彼ら2人を信用しながらも気遣いを怠らずにプレーし、完封勝利へとつなげた。特にDFは慣れない2人のために、いつも以上にコーチングの声を出したという。SB磯崎敬太選手は「まあ、いつもより少し意識はしていました。ただ、(丹羽)竜平の方が声を出していましたよ」と話す。丹羽選手に聞いたところ、「超え出し過ぎて、前半でノドが痛くなったって、(高嵜)理貴さん(GKコーチ)に言いましたよ」と笑った。コーチングはプレー上、大事なことだが、ノドが痛くなるまで出すのは稀。練習の行き帰りに奥田選手の車に同乗させてもらっているから、丹羽選手は普段以上に声を出したのだろうか? 口数があまり多くない丹羽選手ですが、必要なときにはしっかりと声を出し、プレーでも表す。そんな姿がツウを唸らせるのです。
(鳥栖担当 荒木英喜)
2012/07/05 17:24