前節、G大阪に大敗を喫した水戸。「メンタルでも、フィジカルでも負けた」と柱谷哲二監督が振り返るように、心技体で相手に劣る完敗であった。中でもG大阪の選手のハードワークが際立っていた。遠藤保仁がスライディングでボールを奪うシーンは一度や二度ではなかった。「チャンピオンになるチームはうまい選手がハードワークするチーム」と柱谷監督が言うように、前節のG大阪はチャンピオンにふさわしい選手であった。
そのチームと対戦できたことが「(前節の)唯一の収穫」と柱谷監督は言う。「内田(航平)や新里(亮)、山村(佑樹)といった若い選手がトップレベルのプレーと意識を体感できたことは今後の糧になる。それはベンチから見ているだけでは絶対にわからない。試合に出たからわかったことがあると思う。それを今後に生かしてもらいたい」と柱谷監督は若手へメッセージを送った。
前節を経て、若い選手たちの意識が変われば、惨敗も無駄ではなかったと言えるだろう。彼らの今後の飛躍に期待したい。
水戸の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(水戸担当 佐藤拓也)
2013/09/20 19:15