「もし僕が今回出場したら、新潟と対戦するのは初めてなんです」。
今節のアウェイ新潟戦で先発出場が濃厚な和田拓也。実は新潟との公式戦はこれが初めて。「仙台時代に外から見ていていました。新潟は結構前からくるという印象。FWがハイプレスをかけてきます。やりづらいイメージがありますね」。淡々と、そして静かに語る独特の口調の和田だが、その戦術眼は渡邉大剛や下平匠に匹敵する。
「川又(堅碁)選手は要注意ですが、自分のポジションではあまりマッチアップしない。むしろ川又選手へのパスの出どころを抑えたい。あと新潟はショートカウンターを狙ってくるので、はっきりしたプレーを心掛けて、狙いどころを作らせないようにしたい」。
己の存在をアピールする絶好の機会に静かな闘志を燃やす和田。リーグ戦で連勝を狙う大宮にとって最大のキーマンとなりそうだ。
大宮の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大宮担当 上野直彦)
2013/09/11 23:23