9日の練習後、三浦知良が2020年の東京五輪開催決定について「良かったですよね」とコメントした。
ただ、カズの目線は五輪よりもW杯へ向けられたまま。「W杯に出るのが夢であって、五輪は見るものだった」と線引きする。ロサンゼルス五輪(1984年)とソウル五輪(1988年)は「ブラジルでずっとサッカーをやっていたので、ほとんど見ていなかった」と話し、「日本にいたときのほうが盛り上がっていた」と述懐した。
ソウル五輪まではプロサッカー選手の参加が認められておらず、年齢制限つきの参加資格が設けられてからも、カズにとって五輪は縁遠きものだった。サッカー界では、五輪の位置づけについて現在も協議されている状況であり、「20歳以下の年齢制限ができるのでは」という声もある。
東京五輪開催にスポーツ選手として喜びながらも、プロフットボーラーであるカズの根幹をなす、W杯への夢は消えることはない。
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FC担当 田中直希)
2013/09/10 08:00