仙台は8日に天皇杯2回戦を戦います。相手はJFL所属のソニー仙台。3年連続の「仙台ダービー」となります。過去2年はともに延長戦にまでもつれ込んでの1勝1敗。互角です。今年も熱戦が展開されるでしょうか。仙台は5日の戦術練習でも6日の紅白戦でも多くの組み合わせを試しています。「ソニー仙台の田端(秀規)前監督が見に来ていたからメンバーをごちゃまぜにしました。自分でも当日に誰を使うのか分からなくなりました(笑)」とは手倉森監督。この試合のプレビューについては、 EL GOLAZO 1203号を御覧ください。
さてこの天皇杯を前に「この前のリーグ戦(J1第24節川崎F戦)でゴールを決められたし、去年の天皇杯でもゴールを決めているので、良いイメージを持ってこの試合に臨みたい」と意欲を語ってくれたのは田村直也選手。実は彼はその川崎F戦で中央大学の先輩である中村憲剛選手と対戦したのですが、今週のソニー仙台戦では後輩である大瀧義史選手と対戦することになります。その点については「タキ(大瀧選手)とは1、2年の時から一緒に試合に出ていました。キックの精度が高いので注意したい」とのこと。
そういえば、ここ2年の「仙台ダービー」で、ソニー仙台側のゴールは2年連続で大瀧選手がアシストしていたのでした。「まずは先輩後輩、関係なく、“攻撃のポイント”として抑えていくことが大事。今はチームとして高い位置での“攻撃劇守備”が自分たちはできているので、この試合でもしっかりその持ち味を出していけるようにしたい」と田村選手。天皇杯のタイトルを目指し、激しい戦いが始まります。
(仙台担当 板垣晴朗)
2012/09/06 22:41