7日の練習直後、緊張感が漂う練習グラウンドの脇に、一人の男が現れた。昨季までC大阪に在籍し、現在はアルビレックス新潟シンガポールでプレーしている荻野賢次郎だ。「チームのオフを利用して帰国しました。思ったよりみんながウェルカムでうれしかった」(荻野)。
荻野と言えば、在籍した3年間は出場機会こそ訪れなかったが、数々の伝説も残した。すると、今回も報道陣と接触したわずか5分ばかりの短い間に、インパクトのある話題を提供した。
まずは、新チームでのデビュー戦の話。「味方とぶつかって脳しんとうを起こしたんです。その後、5分くらいフラフラしていたけど気持ちでプレーしていたら、その間に失点して交代させられました(苦笑)」。
そしてもう一つは、この日の話。「勝矢(寿延)さんにクラブハウスを案内してもらっていたら、梶野(智)さんと筋トレやることになりました(笑)」。強化部長と筋トレに励んだようだ。やはり、どこか規格外の男。
最後は、「俺、今からちょっと用事あるんで!」と断りを入れ、颯爽とC大阪選手寮へと向かった。
C大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(C大阪担当 小田尚史)
2013/08/08 08:00