「昔、バルサとか、中村俊輔さんのいるセルティックと対戦したことがあったな」。
かつてともにプレーしたトリコロールの選手たちがマンチェスターUと対戦する試合を見つめた狩野健太は、どこか懐かしさを覚えていた。もちろん、その視線は7月31日に対戦する横浜FMの選手たちにも向けられている。
5月中旬の練習中に左ひざのじん帯を損傷した狩野は、7月上旬に全体練習に復帰。25日には青山学院大との練習試合もこなした。古巣との対戦となる次節・横浜FM戦で公式戦復帰を目指しているが、特別な思いを抱く前に、目の前の試合に出ることに背番号14はこだわっている。
「とにかくけがで出遅れているので1試合1試合が勝負。マリノスとここ(日立台)でやったときも特別な感情はなかったし、(古巣戦は)良い意味で自分がやらないといけないことに集中してやれる」。
かつての庭・日産スタジアムが復帰戦の舞台となるか。狩野のアピールは続く。
(柏担当 郡司聡)
2013/07/27 09:54