11日、韓国で7月下旬に行われる東アジアカップへ臨む韓国代表のメンバーに、キム・ミヌが招集された。ホン・ミョンボ新監督の初陣となる今大会、キム・ミヌにとっては2010年の国際親善試合・ナイジェリア戦以来の招集になった。
指揮を執るホン・ミョンボ監督は、先のロンドン五輪でも同国の代表監督を務めており、本大会こそ出場していないが招集歴のあったキム・ミヌにとっては、アドバンテージになることが予想される。
今回の招集についてキム・ミヌは「呼んでもらえたことへの嬉しさもありますし、自分にとってはチャンスでもあるので、この機会を手放したくないなという思いです。自分がどういうプレーをするかというよりも、向こうに行ってミョンボさんに求められることをしっかりとやりたい」と意気込みを語っていた。
また、キム・ミヌが韓国代表に招集されたことで日本代表への招集が確実視されている豊田陽平との日韓戦での“鳥栖対決”が現実味を帯びてきたが、キム・ミヌにそのことを尋ねると「トヨさん(豊田)には選ばれて欲しいし、鳥栖から代表選手が2人選ばれたら、このクラブにとっては大きいこと。日韓戦の中で対戦できれば面白いですね」と伝統の日韓戦での対戦に思いを馳せていた。
14年のブラジルW杯についても「選手であれば、誰だって出たいと思う大会。自分にとってはブラジル大会が直近の大会にはなるけど、そこを意識できるなんて思いもしなかった」と話したキム・ミヌ。憧れの舞台に対しても、より現実味が増してきている様子だった。
キム・ミヌと豊田、ともにブラジルW杯を目標とする2人の代表での激突がソウルで実現するのか。注目が集まる。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2013/07/12 17:16