23日のナビスコカップ準々決勝第1戦・柏戦は、増田卓也の復帰戦となりそうだ。第10節の大宮戦で増田は、試合中の接触プレーで脳震とうを起こし、スタジアムから救急車で搬送された。
あの試合以来の公式戦出場が濃厚となっているが、「不安はないです。実戦感覚も問題なく、怖さを感じることもないです」と本人も話すとおり、練習場で見せるプレーからはまったく不安を感じさせない。「キックが安定すれば落ち着いて自分のプレーができる」と、21日の練習後には久永啓コーチをめがけてパントキックを蹴り続けた。
「けがをしてからあらためて気付いたことは、一人で戦っているんじゃないということ。サポーターの方々からいただいたメッセージには励まされましたし、ピッチで恩返しできればなと思います」。
Eスタで今季初めてプレーする増田は、感謝の気持ちを持ってゴールマウスに立つ。
広島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(広島担当 寺田弘幸)
2013/06/21 19:23