清水は19日午後の練習をオフにした。ただ、単純にオフになったわけではなかった。
「昨日からキレが良くなかった。もし午前中に良い練習ができれば、午後を『たぶん』休みにするという話をしていた。何人かキレがある選手がいたし、そうでない選手も何人かいた。努力はしていたが、私が望むほど集中力がなかった。ランチを食べながら自主参加としての練習をすることに決めた」とアフシン・ゴトビ監督は経緯を話した。
難しい決断が選手たちに迫られたが、午後のグラウンドに現れたのは19人。室内でトレーニングをする選手もおり、単純に19人だけが練習をしていたわけではない。休むのも自由だ。それでも指揮官は皮肉を忘れない。「文化、世代の違いはあるが10年前であれば全員残って練習しただろう。10年後は、全員帰ってしまうかもしれない」。
これらが、これから先にどう影響するのか分からない。ただ、監督に良い印象を与えたことは確かだ。
(清水担当 田中芳樹)
2013/06/19 20:00