第17節岐阜戦。スコアレスで迎えた81分に絶好の位置でFKを獲得。右45℃の角度でゴールまで20メートル。ボールをセットした田所諒が左足で放ったシュートはゴール右上隅に飛んでいったが、GK高木貴弘のセーブに阻まれた。
あのキックを振り返った田所は、練習の成果を実感しながら、さらなる鍛練を誓っている。「ずっと練習していたポイントから蹴れたんで、自信を持って蹴れたし、いいボールもいった。練習でうまくなるもんなんだなって感じましたね。あのコースにもっとスピードのあるボールを蹴られれば可能性も高まる。練習あるのみですね」。
練習後、田所は仙石廉とともに眞中幹夫コーチの指導を受けてプレースキックの精度向上に努めてきた。そして、練習は嘘をつかないことを感じられたからこそ、田所はさらに練習へ打ち込んでいる。ネットを揺らす日に向かって。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/06/05 12:30