神戸は16日、紅白戦などでおよそ2時間、汗を流した。紅白戦の3本目からはFWに有田光希、2列目に杉浦恭平が入ったが、二人はともに本節、対戦する愛媛で武者修行を経験した。
10~11年の2年間、愛媛に在籍した杉浦は「俺も有田もモチベーションは高い。すごくよくしてもらったし、愛媛に行って成長できたと思っている」と話し、熱い闘志をみなぎらせる。一方の有田は昨季、愛媛で14ゴールを挙げた。「初ゴールを取ったのも初スタメンも愛媛が初めて。愛媛といえば、感謝という言葉しか出てこない」と、サッカー選手としての自信をつかんだチームへの想いを口にした。
現在、神戸は前線に躍動感がみなぎり、メンバー入りさえ容易ではない。だが、「二人で(愛媛に)行こうよ、絶対(メンバーに)入ろうよ」(有田)と、二人は誓いの言葉をかわし、トレーニングの先にある“出番”を見据えている。
(神戸担当 小野慶太)
2013/05/16 20:43