前節、G大阪との記念すべき初対戦を終えた岐阜。結果は0-2の完敗だった。「相手のうまさ、すごさを感じた。やっぱりうまかったし、オフサイドも一回も取れなかったですから。力の差は感じました」(益山司)、「めっちゃ強かった。一番感じたのは寄せの速さ。何もやらせもらえなかった。『これがJ1か』と思った」(柴原誠)。それが選手たちの率直な感想だった。
思い返せば、第2節、神戸との初対戦で0-4の大敗を喫したときも同じような感想が聞こえてきたものだ。だが、この悔しさがあったからこそ、異例の長時間ミーティングを行うことで気持ちを一つにし、セットプレー時の守備もゾーンからマンツーマンに切り替えたのだ。すると続く第3節・群馬戦では勝利こそ逃したものの、初めて相手を圧倒。岐阜にとって、考えさせられた一つの転機となった。次の相手も“元J1”、昇格候補の千葉。痛感した力の差は、岐阜の次への糧となるはずだ。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/05/04 20:13