負傷でピッチを離れていた山口のGK山田元気が、前節・福岡戦で約7カ月ぶりにベンチ入りした。
山田は第4節・水戸戦までベンチ入りしていたが、3月に左内側半月板断裂で手術し、7月には右膝の靭帯を損傷。重なる負傷に悔しさを感じながらも、「まずはケガを治すことがチームのためになる」とリハビリやトレーニングに励んできた。
練習に参加できない期間は長かったが、9月からは全体練習に合流した。「練習から全員を底上げしていけたらと後ろから声を掛けている。試合に出るミツくん(吉満大介)を気持ちよく送り出すこともそうだし、キーパー陣から良いパワーをチームに与えられたらという思いで常にやっている」と話す。
今節は出場には至らなかったが、ピッチでサポーターからの声援を浴び、「グッとくるものがあった」と山田。スタジアムには背番号33のタオルを掲げるファンや、山田のユニフォームを着用したサポーターが復帰を喜ぶ姿もあり、「待ってくれていたというか、一人一人の声がちゃんと聞こえて、ありがたいと思った」と笑顔を見せた。
今季は残り6試合となった。「今季の出場をあきらめていない。チャンスがいつ回ってきてもいいように準備はしている。試合で活躍して結果を出すことが、ずっとリハビリを続けてくれたトレーナーやスタッフ、サポーター、親、友人への恩返しになる。ピッチでプレーする姿を見せたい」と出場を目指す。
(山口担当 松原純)
2018/10/15 13:48