長崎は28日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で丸岡満の新加入記者会見を行った。
会見には高田明社長、高木琢也監督も出席。会見の冒頭では高田社長が丸岡がドルトムントでプレーしたことに触れ、ドイツ語で話しかける場面も。丸岡もこれに笑顔を見せ、ドイツ語で返すなど高田社長の巧みな話術もあり、会見は和やかな雰囲気で行われた。
長崎への移籍を決断した理由について丸岡は「自分のプレースタイルと照らし合わせて長崎が一番、合っていると思いました。そして、今、J1に昇格できる良い位置にいるチームでプレーしたいと思った」説明。運動量と縦に速い中でのボールテクニックという自身の特長と長崎のチームスタイルの親和性が決め手になったようだ。
高木監督もボランチあるいはシャドーでの起用を考えていると明かし、「彼の持っている経験値、それからこれまで積み上げてきた育成年代から今日に至るまでの彼の能力というものをどんどん引き出せるような状況を、私自身が作っていくことも必要」と最大限のサポートを約束していた。
丸岡は「1ゴール、その壁を乗り越えられればたくさん結果がついてくると信じているので、まずは1ゴール。しっかり決められるように頑張っていきたい」と移籍に際して結果への思いをにじませている。起用が見込まれるボランチでは島田譲、シャドーでは澤田崇のそれぞれパートナーを固定し切れていないチーム事情がある。丸岡がこれを解消するピースとなれるか。大きな期待を背負い、丸岡が長崎での新しい挑戦をスタートさせる。
写真:杉山文宣
(長崎担当 杉山文宣)
2017/07/28 19:04