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　今節の対戦相手・浦和にとっては優勝が懸かっている試合だが、ほかにも見どころがある。昨季まで在籍した兄の高木俊幸と、弟の高木善朗の兄弟対決が見られるかもしれないということだ。

　昨季は、天皇杯準々決勝の名古屋戦（2○2／5PK3）で、俊幸のパスから善朗のゴールが決まるなど兄弟で活躍。次は敵同士として戦うことになる。

　浦和とは、プレシーズンのニューイヤーカップで、また同日に練習試合で対戦したが、いずれも兄弟対決はニアミスで実現しなかった。

　高木善はリーグ序盤戦では出番がなかったものの、ナビスコカップで徐々に評価を上げ、現在2試合連続で途中出場している。前節はチーム5点目をアシストし、いままさに調子が上がってきているところだ。そこで兄との対戦となるが……。

「初めての対戦なので、勝ちたい。長兄ラオウに勝利したい（笑）」と、漫画・北斗の拳になぞらえた謎のコメントを残して練習場を後にした。