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[連載インタビュー・海を渡った志士のいま第4回] 「いまはプレーがしたい。それだけです」(大津祐樹)
強く生きないといけない
――ドイツ・ブンデスリーガのボルシアMG時代を含めると欧州での生活は3年になります。さまざまな文化圏から集まった選手たちと接していて、感じることは?
「今まで日本に住んで暮らしていたときと、まったく違う生活を送っています。大雑把な表現をすると、日本人って家では靴を脱ぎますよね。それは、海外では普通のことではない。真逆なわけです。これが当たり前だと思っていたことが、環境の変化によって非常識になる。それはサッカーだけではなく、生活している中でも感じること。そういう意味では、人として大らかになりますね。『これが正しい』と思っていたのが、『そういう意見もあるんだ。ああ、こんなやり方もあるのね』と、理解してあげられるようになりますから。一つの意見だけが正しいのではないと思えたんです。世界に出るということは、人間的にも成長できるきっかけになると感じます」
――具体的に、どんな状況で違いを感じましたか?
「なんだか、そういうエピソードがパッと浮かぶ感じではないんですよ。周りと接しているときの感覚が違うっていうんですかね…」
――海外に行くと、人間としての器が大きくなる、とはよく言われる言葉です。
「その一面はあると思います。いろいろな角度から物事を見られるようになるし、さまざまなことを知ることができたと思うので。日本人って、内気じゃないですか。海外の選手たちと話したあとに日本人の選手と話すと、『内気だな』って感じるんです。向こうの人たちって、強気だから。『オレだ、オレだ!』っていう感じでグイグイくる。その中にいると、自分も強気でいないといけない。もちろん、人の話は聞いた上で、ですが。日本と違うなって思うのは、そういう性格のところ。日本はやっぱり島国だなあと感じました」
――オランダは多国籍文化ですし、サッカークラブには全世界から選手が集まりますもんね。
「内気な日本人が悪いということではないですよ。(日本人と海外の人を)比べたときに、勝ち気な人が多いなって思うし、人間的に強くなっていかないといけない。今まではあまり気にしなかったことですが、『強く生きないといけない』と感じながら生活しています」
――それは、サッカーにおいても…。
「確実に必要ですね。強いメンタリティーを持っていないといけない。いろいろな国の選手が集まってきていて、そのぶん、いろいろな考えがある中で自分を出していくためには」
――対日本人、対外国人で使い分けをしているのですか?
「日本人に対してもガツガツした感じで接していたら、ちょっとやり過ぎな感じになっちゃいますからね(笑)。とにかく向こうの人たちは、意志が強い。人に流されないし、ブレない。『自分の選択したプレーは間違っていないんだ』という意見を強く持っているんだなと、一緒にプレーしていても感じます。そういう人たちに対して、自分の意志を示して、意見を伝えていかないと、『弱い人物』と見なされてしまう。だから、向こうでやっていく上で、個人の主張は本当に大事なんです。『オレはこう思うんだ』、『これが大津祐樹だ』というのを出していかないといけない。それはプレー中でも、オフ・ザ・ピッチでも。自分の存在を証明して、自分の立ち位置を決めていくことが必要になります。だからこそ自分に自信を持たないといけないし、『自分以外に、誰が自分のことを信じてあげられるんだ』という思いでいまはやっています。そういうのは、外国人のメンタリティーなのかなと感じますね」
――日本人は「成功か失敗か」と頭の中で考えて控え目になる。海外は「挑戦するかしないか」で考えて前向きになる、というのは聞いたことがあります。
「間違いなく、メンタリティーの強さは海外のほうが上だし、勉強になっています。その環境の中で生活していることで、今まで経験したことのない考えが頭の中に浮かぶんです。プレーでも、今までになかった(挑戦的な)選択肢が出てくる。日本にいたら、そういうことは感じられないじゃないですか。いつも景色が同じですし、変化がないですから、違う選択肢が生まれにくい」
――それによって、自分の性格に変化が出たというのはある?
「ここ何年か、という意味ではそこまでは感じないですね。一番は、主張する部分が変わったということ」
いろいろな経験がいまにつながる
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(BLOGOLA編集部)
2014/06/13 21:38
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