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[連載インタビュー・海を渡った志士のいま] 「しっかりと地を踏んで、頑張っています」(澤昌克)
ペルーのサッカーはゆっくり
――デポルティボ・ムニンシパルとは、どんなクラブなのですか?
「すごく歴史があります。有名な選手も輩出してきました。70~80年の全盛期の強かったペルー代表は、ここ出身の選手が多かった。最近で言うと、シャルケのファルファン。内田篤人選手の相棒として日本でも有名ですよね。ただ、昔から経営難があって、一部にとどまれなかった。正直、資金はない。07年に自分は在籍していたんですが、そのときの給料、最後の何カ月かを払ってもらっていませんから。あのころの経営陣は好き勝手やっていたし、ほぼ、泥棒です(苦笑)。でもそこから、クラブの立て直しが始まった。2部の下の、地方リーグまでディビジョンを下げたこともあったのですが、まず強化部、社長などの経営陣がクビになって、そこにこのチームを心から愛している人が会長、GMというポジションに就いた。強化部の一人に、サポーターが入っているような感じです。ゴール裏でガンガン叫んでいる人が、チームの強化部にいるという。柏熱地帯で裸、ふんどしで応援している人が、試合以外はオフィスで働いている感じですね(笑)。まあ、クラブにいてもどの人がサポーターなのかよく分かりませんが(笑)。そういう、『給料は多く出せないが、クラブのために頑張ろう。頑張ってくれ』という気持ちを持った人が集まっているんです。07年に比べれば、本当にまともになりました。ほかのクラブの選手に聞いても、環境面、練習場、使用するホテルなど環境面は良くなった。生まれ変わろうとする本気を感じます。だから、選手にもまとまりがある」
――古巣に戻ったということで、歓迎されたんですか?
「自分で言うのもなんですが、ここにいることの存在価値を感じさせてくれます。強化部、周りの選手、そして特にサポーターからの期待を感じます。給料は柏でもらっていた何分の1かに減ってしまったんですが、やりがいのあるチームに来たと本当に思う。年齢も上から2番目くらいで、ベテランですから。それでも、07年にここに来たときはチームが1部で、自分はサポーターに好まれていなかったんですよ。ヤジをたくさん飛ばされてね。そこで結果を残すことができて、また全力でプレーする姿を評価してくれた。少しずつ、周りの見方が変わっていくのを感じました。だからいまも、こうして迎え入れてくれたのかな」
――結果は引き分けでしたが、スポルト・ビクトリアとの今季開幕戦ではゴールを決めました。
「リマから南に300kmくらい離れた暑いところ、ナスカの地上絵がある近くのチームとのアウェイゲームで、バスで5時間移動してからの試合でした。1.5列目で先発して、先制点を決めることができました」
――今季、澤選手がプレーするペルー2部リーグを紹介してください。
「全部で16チームあって、そのうちの1チームだけが1部に昇格できる。ほとんどが地方のチームだから、移動は過酷です。資金的にも裕福ではない。普通なら飛行機なところを、バス移動しなくてはいけない感じ。ほとんどの移動がバスです。5時間以上の移動はザラにあるし、長くて10時間以上かかります。高低差もあるし、リマのような海抜0mのところから、海抜4,000mくらいのところまでチームがちらばっている。試合は、ガチガチしている感じになります。大きい選手を起用して、中盤を経由しないでごっついFWにロングボールを入れる。そのこぼれ球にみんなが殺到する…。でもウチのチームは若くて、オレより小さい選手も多い。足元の技術は上手です。だから、蹴るサッカーをしない。最年長の選手が今年40歳になるベテランで、バリバリの先発。昔、ペルー代表だった選手です。レイソルに行く前の、シエンシアーノで一緒にやっていた元チームメート。さすがに動きのキレはなくなったけどね。2部はそういう、若い選手とベテランがサッカーをする場所。リーグ最年長選手は46歳です。日本のキングの1歳年下ですね」
――それは知りませんでした。
「うん、でも35歳を越えたペルー人の選手と、35歳以上の日本人を比べると、日本人のほうが動けているのは間違いない。こちらは、気候が厳しいこともあって、サッカーの内容もゆっくりしています。日本は、常に動かないといけない。練習もハードです。オーバー35代表選手権に出たら、世界で良い結果を残せるんじゃないですかね(笑)。日本人は偉い。しっかりケアをするし、食事面もよく考えられている。こちらは、まあ。めちゃくちゃ。2部のチームには、腹がぽよーんって出ている選手もいるしね。『こんなヤツと一緒かよ』って、ショッキングな思いをする選手が出てくる(笑)」
まだ生きているぞと伝えたい
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(BLOGOLA編集部)
2014/05/04 21:05
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