Jリーグは17日、2015年シーズン以降のJ1リーグ戦大会方式を変更することを発表した。
11日にJ1・J2合同実行委員会で決議されたものがこの日の理事会でも同様に審議され、全会一致での決定という結果に落ち着いた。これにより、再来年度より「18クラブによる2ステージ制および、スーパーステージとチャンピオンシップ」で開催されることが正式に決まった。
理事会は、当初の予定よりも約1時間長引いた。これは「意見の違う理事もいて、来年度以降の広告収入における厳しい状況、その金額を共有した。J2への降格について(のレギュレーションを)工夫するという意見もあった」(中野幸夫専務理事)というのが理由。最終的には「熱意あるサポーターや、選手、監督、コーチについても経緯や説明をしていくこと」を条件に決議されたという。この日は、大会方式変更の決議がなされたまでにとどまり、それ以外の詳細決定については次回の理事会へと持ち越しとなった。
Jリーグは、この日もJFAハウス外で抗議活動を実施したサポーターに向けて「ここまで足を運んでくださって、意見をぶつけてくださることはありがたい。説明をしてきたつもりだが、時間が足りなかったのも事実。お詫びしたい」(中野理事)とコメント。さらに「こういうコアなサポーターを増やしていかないといけないとあらためて感じた」(同理事)と話した。
中西大介競技・事業統括本部長は「来シーズン、このままだとJリーグの収入が10億円単位で減る試算があった」ことを新たに明かし、「各クラブへの配分を保てることから、(大会方式変更の)15年度からの実施を早く決める必要があった」と説明した。サポーターへの経緯説明については、公式サイト等での配信や「サポーターの集合体を作っていただいて、そこで開催するのが好ましいと考える」(中野理事)と述べた。選手会には、次回の労使協議会にてこの件を議題に上げ、話し合われる予定だという。
(田中 直希)
[link:2015シーズン以降のJ1リーグ戦大会方式について]
[link:大会方式変更にあたってのチェアマンのコメント]
(BLOGOLA編集部)
2013/09/17 20:39