田中輝希は、チーム好転の時期と同じくして成長曲線を描いてきた。公式戦8試合連続で先発出場を果たし、J初ゴール含む2ゴールも記録。しかしながら、前節・FC東京戦ではまさかのベンチスタートに。途中出場こそ果たしたものの、先発落ちを知った試合当日はさすがに驚き、少なからず落胆したという。ジョシュア・ケネディのコンディションが上向いてきたとはいえ、本人も手ごたえを口にしていただけに、悔しさは募る。試合も1-3の完敗だった。
だが、すぐに前を向ける姿勢は彼の強み。「ジョシュア(ケネディ)は実績のある選手なので、腐ってもしょうがない。またゼロから(という気持ち)です」。23日の練習でもサブ組に回った田中輝だが、楢崎正剛の守るゴールマウスを何度も脅かしており、相変わらずの好調ぶりをキープしている。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/04/23 19:00