東京Vは6月4日に行われたJ2第19節・仙台戦にて、ヤンセンファーマ株式会社の協賛のもと、『ともに未来へ Green Heart Project 2023』を実施。「“こころの病”をはじめとする、さまざまな障がいと向き合う方々をスポーツの力でもサポートすること」を目的としたプレジェクトは7回目を数え、スポーツプログラム、イベントスペースでの就労体験、ホームゲーム観戦を行った。
イベントスペースで行った『就労体験』では、さまざまな障がいをもつ方々による特製Tシャツの販売・呼び込み、アクティビティの呼び込みなどを約1時間実施。北澤豪氏もゲストとして登場し、ともに参加した。
参加者やその同行者の方にもに優しく声を掛けていた北澤氏。「昨年よりも皆さんの働きぶりが良くなっていた。こうした活動で自信を皆さんももっていただくことは大事だ思う。スタジアムの中で試合している人だけがヴェルディじゃない。こうした活動は続けていかないと伝わらないものでもある」と意義を語った。
北澤氏はさらにこう述べた。
「『日本がW杯で優勝するために』をテーマに活動している。サッカーで、スポーツでできることを考えて、そこに関わっていなかった人もサッカーが身近にあるような社会にならないと(W杯の)優勝はないと思う。ヴェルディはこうした動きは早かったし、マルチにやっている。仲間を増やしていきたい」
なお、北澤氏はご子息が東京Vの育成組織に在籍していた関係で、いまのトップチームにいる選手の子ども時代もよく知っているのだとか。「1個下だけど、ぼんちゃん(森田晃樹)はよく家に来て、一緒にボールを蹴っていた。自分に対してもずっと楽しそうに向かってきていた。強烈にサッカーが好きな選手」と、以前のエピソードも教えてくれた。「そんな選手(森田)がキャプテンになったことはうれしいし、応援している」。クラブのレジェンドは、いまも優しい目で東京Vを見つめている。
(東京V担当 田中直希)
2023/06/09 12:50