24日、西武対楽天の試合前にベルーナドームで「スタグル大賞」の授与が行われた。
「スタグル大賞」とは、2月に発売された「春のスタグル大百科2022」内の企画で、各賞を選考委員の合議制で決定したもの(詳細は下部)。
その中で、「ニューカマー部門」の大賞に選ばれたのが、ベルーナドームで出店しているヴィーガン専門店「BACKYARD BUTCHERS」の「フライドソイチキンボウル」(950円)。大豆ミートを使ったヴィーガン料理の人気メニューだ。
この日、「BACKYARD BUTCHERS」を運営している米野智人さん(元西武、ヤクルト、日本ハムで捕手、外野手として活躍)に、選考委員の一人だった河野万里奈さんが賞状、のぼりを贈呈した。
「日本全国の球場、スタジアムグルメの中から選ばれたということで、非常にうれしい」と笑顔の米野さん。
「『BACKYARD BUTCHERS』さんのメニューは、ニューカマー部門のノミネートメニューの中でも特徴がずば抜けて際立っていました。週1回ほど球場で観戦させていただいているのですが、球場で販売されているものは全体的に茶色で、その日の健康は“捨てる”といった意識でいたんです。候補メニューにもそうしたものが多かったのですが、こちらの『ヴィーガンメニュー(乳製品や卵を含むあらゆる動物性食品を避けたメニュー)』は新し過ぎて、『ニューカマーといえばこれしかない』となりました!」
河野さんは、米野さんを前に選考結果についての熱弁をふるっていた。
「女性の方から、球場ではなるべくヘルシーなものを食べたいという声も届いていましたし、実際に購入していただいた方からも好意的な意見をいただいています。これはベルーナドームの特徴なんですが、店舗とファンの方との距離が近く、フレンドリーにたくさんの方とお話することもできています。おかげさまで、たくさんのお客様に購入していただいています。これからも皆様のニーズに応えられるように頑張ります!」(米野さん)
なお、この試合から表彰状が店舗前に掲出されている。「今年、これまで毎試合、店舗にいます!」という米野さんに会いに、また人気のヴィーガンメニューをぜひご賞味あれ。
【「スタグル大百科」と「スタグル大賞」】
21年春、秋、そして22年春とこれまで3回発行している雑誌。全国の球場飯、スタジアムグルメを紹介している。22年春に発売された「春のスタグル大百科2022」では、「スタグル大賞」企画を実施。
編集部と識者が50点に厳選したメニューの中から、選考委員6名が各部門賞を選んだ。
スタグル大賞:まるごとメロンクリームソーダ(カシマスタジアム)
映える部門大賞:まるごとメロンクリームソーダ(カシマスタジアム)
定番メニュー部門大賞:甲子園カレー(甲子園球場)
ご当地グルメ部門大賞:鳥めし弁当(正田醤油スタジアム群馬)
ニューカマー部門大賞:フライドソイチキンボウル(ベルーナドーム)、スカイベリーのマリトッツォ(カンセキスタジアム栃木、栃木県グリーンスタジアム)
【スタグル大賞選考委員】順不同/敬称略
渡辺保裕(漫画家/球場スタグル漫画「球場三食」作者)
能田達規(漫画家/「ぺろり!スタグル旅」作者)
平畠啓史(タレント/Jリーグウォッチャー)
河野万里奈(歌手)
黒木ひかり(タレント、レポーター)
めしたろう(スタグル大百科ナビゲーター)
【選考方法】
①『スタグル大百科』編集部と本書のナビゲーターである「めしたろう」が4カテゴリーのノミネート作を選出。
② ノミネート作をもとにして選考委員が議論し、各カテゴリーの大賞を選出。大賞の選出はポイント制ではなく、話し合いにもとづいての合議制で結論を出す。
③ 各カテゴリーの大賞メニューを対象に、総合の「スタグル大賞」を合議制で選出。
(BLOGOLA編集部)
2022/04/25 20:40