「ナビスコカップを経てJリーグというのは、若手が経験を積める機会だ」。10日のナビスコカップ第4節・甲府戦を前に、ベルデニック監督はこう語った。その挑戦権を与えられたのが、左サイドハーフで出場が濃厚な宮崎泰右だ。大宮のジュニアユース・ユース育ち。だが、ホーム・NACK5のピッチで先発から立てるのはプロ入り後これが初めて。「もし明日がその日なら、プロになって初めてなのでうれしいかぎり。スピードにのったドリブルが自分の武器だし、試合で生かしてきたい」と、シャイな感じで顔を赤らめて語る表情が、女性ファンの多さを物語っていた。10日、NACK5をところ狭しと駆け巡るイケメンサイドアタッカーの姿が、今から目に浮かぶ。
(大宮担当 上野直彦)
2013/04/09 21:18