8日、負傷離脱から復帰した仙台の奥埜博亮が、J1第32節・広島戦での出場と勝利に向け、闘志を口にした。
奥埜は、今季の仙台において主将を務める一人。主力として活躍を続けているが、左ももを痛めて最近の天皇杯とJ1リーグ戦1試合ずつを欠場していた。
チームは天皇杯では準決勝進出を決めたものの、リーグ戦では最近5試合で1分4敗と、勝利から遠ざかっている。今週から全体練習に復帰した奥埜は、「だいぶよくなっている状態」と、激しいプレーにも問題ない模様。紅白戦でも精力的にピッチを駆け回り、広島戦でのベンチ入りに向けて状態を上げている。
チームの現状については「勝てば一つのキッカケをつかんで、流れを変えられるはず」とする一方で、「まずは思い切ったプレーをして点をとらないといけない、というのは感じています。チャレンジを増やしたい」と、前節・札幌戦で無得点に終わった攻撃の活性化を図る。
次節の相手・広島と第12節で対戦したときには、奥埜は堅守の相手から先制点を決めた。「相手の守備の陣形が整わないうちにゴールをとりたい。ボールを奪ったあとの最初のパスを通すこと、出ていく勢いをもっていくことなどがゴールに直結します」と、今節も得点に意欲を見せる。奥埜は個人技での打開より、周囲との連係で大きな力を発揮するタイプ。仲間を生かしながら、自身のチャンスでは大胆にゴールを狙う。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/11/08 17:33