清水は5日、兵働昭弘の今季限りでの引退を発表。14年のプロサッカー人生に幕を閉じることになった。兵働は公式サイトを通じて、このようにコメントしている。
「2005年にキャリアをスタートさせてから、鳥肌が立つような素晴らしい試合を経験したり、満員のスタジアムでゴールを決めたり、リーグ優勝を経験したり、良い経験をたくさんしました。その反面、病気、ケガをして離脱したり、降格を経験したり、仲間との別れもあり、辛い経験もたくさんしました。その度に、皆さんに励まされ、勇気づけられ、ピッチに戻ることができました。皆さんの存在が、何度も私を奮い立たせてくれました。人に恵まれ、人に支えられた最高の現役生活でした。全ての時間、経験が特別で、夢のようでした。夢のような楽しい時間に終止符をうち、来年から新しいチャレンジをしていきたいと思います。本当にありがとうございました」
兵働の引退に際し、ヤン・ヨンソン監督は、「彼の性格のよさ、サッカーIQの高さは、Jリーグでも十分通用する。プレーでも90分間走る体力を兼ねそなえている。ただ、今回は彼の決断なので尊重したい。チームに大きく貢献してくれて、私としても使いやすい選手だった」と振り返る。今季の兵働はここまでリーグ戦4試合に途中出場。リードした終盤に登場し、システムを変更して試合を終わらせる役割を担っていた。
24日のホーム最終節・神戸戦の試合終了後に引退セレモニーが行われる。
(清水担当 田中芳樹)
2018/11/05 19:37