22日、MF富田晋伍が24日の天皇杯準々決勝・磐田戦に向けた意気込みを口にした。
仙台は天皇杯の今大会で3年ぶりの準々決勝進出を果たし、磐田と戦うことになった。J1リーグ戦で最近4試合勝ちがない仙台は、巻き返しをはかりたいところ。この天皇杯で勝利し、09年以来となる準決勝に進むとともに、今季の残り試合に向けて勢いをつけようとしている。
その中で気を吐いている選手の一人が、富田だ。今季は3人のキャプテンの一人として活躍していたが、リーグ戦のここ2試合は先発を外れ悔しい思いをしている。しかしこの大事な天皇杯に向け「勝つか負けるかの戦い。自分たちの目標はファイナル進出だし、それを達成するために全力を尽くしたい」と、ノックアウト形式の一戦での勝利と、その先を目指す。富田はJ2時代の09年に、クラブ史上初めて準決勝進出を果たしたときのメンバーでもある。
22日のシュート練習での富田は低い位置から攻め上がり、ファインゴールを何度も決めていた。
「アウェイなので、難しい戦いになることは覚悟していますが、なんとしても結果を出さないと」
今回の試合会場であるヤマハスタジアムは、08年のJ1・J2入れ替え戦や、自身のJ1デビュー戦となった10年のJ1開幕戦といった激闘の記録が残る場所だ。しかし富田は「磐田には今年のリーグ戦で2敗してしまっているので、その借りを返したい思いは強い」と今季の対戦を念頭に置き、勝利を目指す。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/10/22 21:01