仙台のハモン・ロペスが、20日のJ1第30節・鳥栖戦に向け調子を上げている。
9月11日に仙台へ2季ぶりの復帰を果たしたハモン・ロペスは、腰痛に苦しんだ時期もあったが、いまは攻撃の切り札になり得るところまでコンディションを上げた。10月8日の練習試合・仙台大戦では、30分間の出場でハットトリック。リーグ戦が中断しているこの2週間も「多くの紅白戦が組まれていたので、次の鳥栖戦に向けて連係がよくなっています」と、好感触を得ている。
「自分にとって助かったのが、以前も仙台で一緒だった選手たちがいて、コミュニケーションのつなぎ役になってくれたこと」と、連係を深められている要因を明かす。「新しいチームに加わったときにはそこが一番難しいところなのだけれども、前も一緒にやっていた選手たちがいたおかげで、やったことがない選手とも話をしやすかった」。残り少ない試合で活躍するため、さらに練習を重ねる。
次節の相手は、16年のJ1・2ndステージ第14節(3○2)で自身初のハットトリックを記録したことがある鳥栖。「あれはいい思い出。でも、それは過去の話」と、指揮官交代直後の相手を警戒する。「鳥栖の前線には質の高い選手がそろっています。しかし、われわれも負けないくらいの質の高い選手がいます」。フェルナンド・トーレスら相手FW陣に注目が集まりそうな一戦だが、14年以来Jリーグでの経験を重ねてきたハモン・ロペスもまた、この試合のカギを握るFWだ。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/10/17 17:39