前節・東京V戦で、今季初めてメンバー入りした金沢のDF野田紘史。自身の出場はなかったが、「試合の、公式戦の空気感がひさびさだった。ひさびさに入ったことで、またあの空気感、あの世界に早く入ってやりたいなと思えた」と、あらためて公式戦への意欲が高まったようだ。
なかなか出場機会が巡ってこない状況にも「周りもすごくよいプレーをしていると思う。それを見ながら、あとは自分が試合に絡めない中でもスキルアップしていかないと出られない。自分のやることをやりながら、という感じでここまでやってきた」と振り返る。だからこそ「(去年の)最初と比べるとポジショニングとか狙い方もだいぶ変わっていると思う」と手ごたえもある。
金沢でのプレーも今季で4年目、浦和でスタートさせたプロのキャリアも10年目を迎える。「気がついたらプロ10年目で32歳になっている。まず動けないことには(プレーできない)と思うので、人につくこところはなるべく強くいけるように。これを失ったら、僕は選手をできなくなると思う。そこを保つ、体の部分でもさらに強くなっていきたい」と、長く現役を続けていくためにもさらなるパワーアップを目指す。
また、1歳になったばかりの息子に「どうにか試合に出ているところを見せてあげたい」というおもいも、大きなエネルギー源になっているようだ。
(金沢担当 野中拓也)
2018/09/04 18:46