天皇杯ラウンド16・神戸戦で待望の加入後、初ゴールが生まれた鳥栖のフェルナンド・トーレス。そのゴールをアシストしたのが福田晃斗だった。「想像していた通りのことができた」と本人も話した、テクニカルなトラップで相手をおきざりにしてからフリーのトーレスにパスする流れは見事だった。トーレスも「晃斗が素晴らしいプレーをしてくれて、私が簡単にゴールすることができました。晃斗のおかげだと思います」と福田への賛辞を惜しまなかった。
トーレスの日本での初ゴールということで、まさに歴史的な瞬間に関与することになった福田だが、このゴール映像は日本のみならず、またたく間に世界にも配信された。まさに一生の記念に残る瞬間だったと言える。福田も「本当に僕としては光栄なことですし、僕もうれしいです。それに尽きるかなと。光栄です(笑)」と喜んでいた。
ただ、試合後にはすぐにチームメートからイジられていたようだ。「みんなにもうイジられました。『多分、映像で使われるのはあのターンのあとからだよ』って」と苦笑いで試合後には明かしている。福田が見せたトラップからのパスという流れはまさにワールドクラスのプレーだった。映像を使う際は、ぜひとも福田のトラップシーンから使ってもらいたいところだ。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/08/24 19:55