徳島は2日、山﨑凌吾がJ1湘南への完全移籍すると発表した。
徳島では6月末に大﨑玲央の神戸移籍が決まったばかり。続くように山﨑の移籍も決まった。
当然ながら主力として活躍してきた山﨑は「チームの中心であることも自覚していました」。それだけに簡単に決断した話ではない。だが、湘南から「特に昨年の後半戦から今年にかけての自分を評価していただいたと聞いています」、「チームとしても僕個人としても評価してくれていました。その中で僕が戦力として湘南でマッチできるんじゃないかと話していただきました」と公式なオファーが届き、プロ初年度の鳥栖時代に思うように出場機会を得られずに悔しい思いをしたJ1再挑戦への思いがこれまで以上に大きく膨らんだ。
複雑な心境は垣間見えたが、「ファン・サポーターの皆様には、どんなときでも応援してもらって、勇気をいただきました。まずは結果を残すしかないと僕は思っています。そこにすべてを懸けたい。感謝しかありません」と感謝を述べ、前進する決断をした。
この約半年の間に、徳島からは渡大生(広島)、馬渡和彰(広島)、大﨑玲央(神戸)の3選手が自身初挑戦となるJ1の舞台へ旅立っている。「徳島にきていなければ再びJ1の舞台を踏めることはなかった」(山﨑)と感謝を述べたが、彼ら同様に大舞台で輝き、いま徳島がクラブとして取り組んでいる選手育成型のポテンシャルを証明してもらいたい。
(徳島担当 柏原敏)
2018/07/03 07:00