(写真)古巣・横浜FM相手に新潟デビューを果たすことが濃厚となった田口。ジェルソンGKコーチには「落ち着いて力を出せれば大丈夫」と激励された。
新潟は16日、YBCルヴァンカップのグループステージ第6節で、横浜FMと対戦する。勝てばプレーオフステージ進出を確定できる、運命の一戦。引き分けでも、仙台がFC東京に敗れた場合にプレーオフ進出が決まる。
この大一番で、GK田口潤人の新潟加入後、初出場が濃厚だ。もともとベンチ入りは確定していたものの、先発予定だった大谷幸輝が首を傷めて試合前日に離脱したことで、チャンスが巡ってきた。「失うものはないので、思い切りやりたい」と、待ち焦がれた出番に目を輝かせる。
しかも相手は、田口がジュニアユース時代から17年までの9シーズン所属(17年は藤枝へ期限付き移籍)していた横浜FM。「個人的にはアルビでのデビュー戦と、マリノスとの古巣対戦が重なるが、大事なのはアルビの一員として勝って、次のステージに進むこと。チーム一丸で戦いたい」と、勝利だけを見据える。
今季、ジェルソンGKコーチのもと、磨いてきたのはポジショニング。常にボールの位置を確認し、良いポジションをとって、良いリアクションで止めることに取り組んできた。プレースタイルもアップデートされ、成長した姿を見せられるのは楽しみでもある。
「マリノスという魅力あるチームと対戦できるのは幸せだし、そこで出場チャンスをもらえるのも幸せ。あとはやるだけ」。ニッパツ三ツ沢球技場で、新潟の守護神として活躍する姿を見せるつもりだ。
文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)
(新潟担当 野本桂子)
2018/05/16 10:04