前節・栃木戦に敗れ、今季初の連敗を喫した山形。順位も15位と苦しい状況が続いているが、今季チームキャプテンに就任した山田拓巳は「もう一回見つめ直して守備のところからやっているところ」とチームの現状を語った。
第6節以降は守備重視の戦術に転換し、劇的に失点が減った一方、得点も6試合で3点と激減。木山隆之監督は堅守を維持しながら徐々に攻撃の量や質を高めようと試みているが、ここまではまだコンスタントな結果に結びついていないのが現状だ。
山田もここ3試合は出場がなく、自身への思いもあるが、チームキャプテンとしての責任感も強い。得点がとれていない現状については、「点がとれてないからと攻撃ばかり意識して守備のところでまたもろさが出てくるのはよくないと思う。そうはならないように、継続して守備のところはしっかり全員で厳しくやっていくというところはやりつつ、その上で攻撃のところがある」と現在の方向性を継続する考えをあらためて示した。
得点が少ない現状については、「前線の人も守備の意識が高いので、それでパワーを使っているし、攻撃に割ける時間が少なくなっているのは後ろの選手も分かっている。そこに関しては別にストレスは感じていない」と、攻撃陣の頑張りにも目を向けた。
前節、ホームの試合に敗れたことで、今季ホームでの戦績は1勝1分3敗となった。「ホームでの勝率が悪いのは自分たちとしても悔しいし、気にしているところ」。3連戦の最終節には讃岐とのホームゲームがあるが、まずは今節。「次、しっかりホームで勝てるように、まずは福岡で勝って勢いをつけていきたい」と話していた。
写真:佐藤円
(山形担当 佐藤円)
2018/05/02 17:38