3日に行われる明治安田J2第12節で山口は甲府と対戦する。今季主将を務めている三幸秀稔は、古巣戦で恩師・上野展裕監督と戦うことになった。
山口がJ2に昇格した2016年にチームに加入した三幸。加入前年は所属先がない浪人生活を強いられていた。「所属チームがないときに上野さんに拾ってもらった。その恩があるぶん、自分がいま山口でこれだけプレーできているというのをしっかりアピールしたい」と成長ぶりを見せる絶好の機会だと意気込む。
約1年半、上野監督の指導を受けた三幸だが「上野さんのときのやり方やアイディアは残っているし、いまでも選手同士で『上野さんのときにやっていたあんな感じをやってみようよ』と話すこともある」と明かす。
「いまは霜さん(霜田正浩)が監督になって、いろいろなことを求められて、いろいろなことにチャレンジしている。上野さんから習ったことを使って相手を崩すイメージも持ちながら、自分のアイディアも出して、いまの状況を考えながらプレーしたい」とも。
山口は前節・新潟戦で惜敗した。「今季は絶対に連敗しないぞとチームで話している。(甲府を離れて)5年間での成長を見せられるようにとは思うけど、あまり古巣戦ということを意識し過ぎず、いい準備をしてゲームに入りたい」と気持ちを抑え、冷静にチームを勝利に導く。
(山口担当 松原純)
2018/05/02 15:29