前節・松本戦の74分に決まった先制点は、一つの物議を醸したが、公式記録では藤井航大のゴールとして決着した。23日のトレーニング後、あらためて藤井にゴールシーンを確認すると、GK守田達弥とDF飯田真輝の間に落下するFKを「右足のひざの下あたり」に当てて押し込んだと藤井は主張する。試合後のロッカールームでは「触っていないだろう」というチームメートからの“集中砲火”が起きる中、近くでそのゴールシーンを目撃していた酒井隆介と中村祐也が「触ったね」と“証言”してくれたことで事態は収束した。
とはいえ、藤井自身は「(平戸)太貴のキックがゴールの9割方を締めている」と認識しているため、試合翌日に平戸を連れ立って焼肉をごちそうしたという。ところが、二人だけで健闘を称え合ったのかと思いきや、その食事会には吉濱遼平や奥山政幸、杉森考起も同席。まさかの大所帯での慰労会になったため、お財布の紐が心配されたが、そこは藤井が年長者の“度量”ですべてをカバーしたという。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/03/23 20:00