次節、古巣の岐阜との初対戦を控えるヘニキは「岐阜は自分が初めて日本でプレーしたチームです。みんなが温かく迎えてくれたし、3年間でたくさんの友人ができました。これからも私の中でずっと思い出に残る街だと思います」と今回対戦できることを楽しみにしている様子だ。
ヘニキは14年と15年、そして昨季と3年間にわたって岐阜でプレー。岐阜のサポーターからは移籍したいまでも栃木での活躍を気にかけた励ましや応援メッセージをもらうことがあるといい、「本当にうれしいし、自分が岐阜でやっていたことが間違いではなかったのだと受け止めていますよ」と、いつもの愛くるしい笑顔を見せた。
「でも、いまは栃木の一員ですし、栃木のために戦って必ず岐阜に勝ちたいと思っています。前節の勝利でチームの重圧がとれて、より自信が戻ってきていると感じるんです」
ヘニキは前節、決勝ゴールを導くアシストを決めるなど開幕からしり上がりに調子を上げている。ヘニキの笑顔あふれるキャラクターはもちろん、ピッチ上での豊富な運動量やパワフルなプレーの数々が、岐阜でそうだったように、少しずつ栃木のサポーターの心をつかもうとしている。古巣戦でどんなプレーを見せたいかと問われたヘニキが言った。
「まず、自分がこうして試合に出られていること自体が幸せだし、その姿を応援してもらっていることが本当に幸せなんです。だから、そういう自分の気持ちが伝わるようなプレーを心がけたいし、栃木のサポーターや岐阜の皆さんに見せたいと思っています」
(栃木担当 鈴木康浩)
2018/03/19 19:06