10月30日から6日間にわたり、ボートレース鳴門で『男女W優勝戦 徳島ヴォルティスカップ競走』が開催されている。その話題も含め、今後の展望をFW島屋八徳に聞いた。
島屋は高校卒業後、“大学浪人”ならぬ“ボートレーサー浪人”として1年間、夢を追いかけていた。高校時代にサッカー部を引退後、進路を考える中でボートレーサーの夢に出会う。近所にボートレース場があったことや隣人にプロ選手がいたことも影響したようだ。「1年間バイトをしながら、サウナスーツを着て真夏の炎天下を走って、夜はサウナに行って。とにかく減量しながら試験勉強をしていました」という努力の末、2度目のチャレンジで最終試験まで進むことができた。だが、約40倍と言われる狭き門を合格することはできず、大学進学へ方向転換。その後、JFL、J3、J2とキャリアを積んで現在に至る波乱万丈な人生を送っている。
残り3試合の展望を聞くと、ボートレースの話題も影響して「阿波勝哉のまくりが決まれば」と島屋ならではの答えが返ってきた。サッカーファンには馴染みのない名前かもしれないが、内枠が圧倒的に有利とされるボートレース界で大外スタートにめっぽう強い選手として有名だ。
現在7位の徳島。まくり一発、J1昇格を目指す。
(徳島担当 柏原敏)
2017/11/01 19:04