新潟は20日、聖籠町のクラブハウスで、明治安田J1第30節・磐田戦に向けた最終調整を行った。
絶対に負けられない一戦だ。最下位の新潟は、今節に敗れるとJ2降格が決まる。勝利または引き分けでも、他会場の結果によってはJ2降格の可能性がある。当該試合はすべて14時キックオフで、磐田戦は15時キックオフ。ハーフタイムに運命が決まる場合もあるが、呂比須ワグナー監督は「目の前のことだけに集中しようと考えている。負けたら終わり。勝つことだけ考える」と、試合中に情報は入れず、重要な一戦に臨むことを示した。
チーム状況は上向きだ。前節はG大阪を内容でも圧倒し、今季ベストといえる内容で1-0で完勝した。富澤 清太郎は「組織として機能しているし、ひさびさに勝って、良いモチベーションで臨める。相手(磐田)は勝利を重ねて築き上げたものがあるが、僕らは一つ勝ったことでフレッシュなものを全面的に出して、力強い試合をしたい」と必勝を期す。
G大阪戦でチームを17試合ぶりの勝利に導くゴールを決めた小川佳純は「一つ勝ったが、チーム状況は厳しいし、勝たなければいけない試合」と表情を引き締める。期待される連続ゴールについて「チームの勝利が大前提。自分の得点にこだわらないが、決めなければいけないところでは決めたい」と語った。
目指すは勝利のみ。J1残留を手繰り寄せるために、一丸でファイトする。
(新潟担当 野本桂子)
2017/10/21 10:28