前節・水戸戦に先発出場を果たした田中隼磨が、J2リーグ通算100試合出場を達成した。
一つの節目を迎えたことについて本人は「やはり自分がこれまで戦っていたJ1リーグで結果を出していきたいという気持ちは強い」としつつも、「もちろんJ2リーグはリスペクトしているし、松本で背番号3を着けて戦えているやりがいは大いに感じている」と話す。
振り返ってみればドラマの連続だった。2014シーズン、故郷に錦を飾るべく松本へと凱旋。今季でJ2は3シーズン目となるが、14シーズンは右膝半月板の損傷を隠してプレーを続け、16シーズンは右眼裂孔原性網膜剥離により選手生命の危機に脅かされながらピッチへの帰還を果たした。今季も序盤は煮え切らない試合が続くなど苦悩の表情を浮かべることもあったが、ここに来て状態を上げてきたチームをけん引している。幾つもの壁を乗り越えながら、着実に積み重ねた100試合という記録にはあらためて敬意を表したい。
なお、今節・熊本戦キックオフ前には、100試合出場を祝って花束贈呈セレモニーが実施されることが決まった。プレゼンターは本人の希望により、ファン、サポーターから募集される(応募締切済み)。
(松本担当 多岐太宿)
2017/10/06 15:39