大卒新人として、開幕先発の座をつかんだ藤原広太朗。第3節北九州戦では前半で交代を命じられる悔しさも味わったが、「ボールをもらう前の準備をしっかりして、顔を上げて、判断を良くしたい」と課題を明確にして臨んだ第4節と第5節では、得点に絡むクロスでチームの連勝に貢献した。先発出場は主力の負傷離脱によって巡ってきた運の良さもあったが、サッカーノートを付けるなど日々の練習から課題と手ごたえを確認していく中で、試合ごとに進歩を遂げている。
今節は、立命館大時代に練習試合で何度も対戦していた京都が相手。「プレッシャーが速くて、奪った後もしっかりつないでくる。個々がうまいだけでなく、組織としてもまとまっている。練習試合をしていても、年々上手くなっていると感じていた」と印象を話す。
また、「試合には大学時代の後輩も来るので、ヘタな姿は見せられない」と、笑顔をのぞかせる。元主将として、後輩にいい姿を見せたいところだ。
(徳島担当 小田尚史)
2013/03/28 17:06