8日、黒川淳史がU-20日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーに選出された。U-20W杯のメンバー入りは逃したものの、東京五輪に向けて期待されていることには変わりなく、黒川自身も「(昨年12月の)アルゼンチン遠征以来に呼ばれて、徐々に体もフィットしてきた中でもう一度アピールしたい」と強い意欲を示す。
また今回のチームでは年長者となり、今までよりも中心としての期待が懸けられていることも間違いない。大宮の現状も踏まえ、「チームがこういう状況なので、ほかからも刺激を得てまたチームに還元できるようなものを持って帰ってきたい」という思いも持ちながら、トレーニングの行われるJ-GREEN堺へと向かうつもりだ。
「早生まれで呼ばれていて、年齢も一番上になる。チームを引っ張る気持ちも持っていきたい。それとずっとここ(大宮)でやっていたので、いろいろなチームのやり方や特長が出ると思うので、その良い部分も盗めたらいいと思っています」
10日のルヴァンカップ・FC東京戦に帯同できないのは痛手だが、ここで新たな成長の糧を得て、経験値をチームのために生かせるのならば、今後の大宮にとってもプラスになる。収穫の多いキャンプになることを期待したい。
(大宮担当 片村光博)
2017/05/08 18:16