17日の神戸は、シュート練習を入念に行なった。前日16日のJ1第7節・柏戦ではチャンスを決め切れなかったこともあり、ネルシーニョ監督はすぐさま練習に落とし込んだのかもしれない。
コーチングスタッフがボールを転がし、そこに選手が走り込んでシュートを打った。この日のトレーニングに参加した三原雅俊は「良いカウンターはできているので、ラストパス、シュートを意識していると思う。ああいうチャンスは試合中にあるものなので、良い練習だった」と話し、精力的にシュートを打ち込んだ。
特徴的だったのは“スピードを落とさない”でシュートすること。三原は「速くボールに寄って、勢いで打たないといけないことはよくあるシチュエーション。試合を想定しながら練習できた」という。実際の試合では自分の間合いでシュートを打てないことも多い中で、練習に参加した選手には充実したメニューにもなったようだ。
その三原は柏戦で、今季リーグ戦初出場。右サイドハーフとして途中出場し、一人少なくなってからは右SBで奮闘。12日のルヴァンカップ・横浜FM戦に先発出場しており、「(リーグ戦は)久しぶりだったけど、すんなり入れた」と振り返る。柏戦は敗れたが、「今年は安定した戦いができている。やってきたことを続けて、連敗しないことが大切」と気合を入れていた。
(神戸担当 小野慶太)
2017/04/18 10:43