ホームで迎えた今季開幕戦で山形に1-2で敗れ、黒星スタートとなった京都。だが、苦い敗戦の中でも後半途中から出場したルーキーの仙頭啓矢、岩崎悠人、新外国籍選手のケヴィン・オリスの新戦力3人がそれぞれポテンシャルの高さを示し、サポーターの期待を膨らませている。
本職ではないボランチに入り、相手の危険エリアを嗅ぎ分けるパスセンスを披露した仙頭に2日の非公開練習後に話を聞くと、「『ボールを落ち着かせてリズムを作ろう』とベンチでイメージトレーニングしていたことが出せた。最初はちょっと緊張したけど、勝負の世界に入ったからにはそんなことは言っていられない。自分はもう22歳で若くはない。どんどん中心になってやっていかないと」と、ルーキーらしからぬ頼もしい発言が飛び出した。
開幕戦のゲーム中に痛めて状態が心配されていたひじについては、骨などに異常はないそうで、「大丈夫」とのこと。チームに流れを引き寄せた開幕戦のプレーを見る限り、第2節以降もチャンスを与えられることは確実だ。次はどんなインパクトを残してくれるのか。京都に現われた新たな司令塔から、今後も目が離せない。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2017/03/02 18:51