天皇杯4回戦・鹿島戦を12日に控える神戸は7日、準々決勝進出を懸けた一戦へ向けたトレーニングを再開させた。鹿島とは3日にカシマスタジアムでJ1・2nd第17節(1◯0)を戦ったばかり。今度はノエスタで相まみえることになる。
前回対戦を振り返った渡邉千真は、守備で後手に周り、ボール奪取後に急いで攻撃し過ぎた前半を反省する。それでも、「悪いリズムでも後半は盛り返すことができたし、しっかり1点をとって勝ち切れたのは良かった。今季の成長を象徴したゲームだった」と自信をみなぎらせる。ただ、「自分たちが勝ったからといって、同じシチュエーションにはならないし、もう1回、しっかり勝ちたいと思う」と気合いを入れ直していた。
岩波拓也も同様、「前半守備がハマらず、きつい時間帯があった」ことを指摘し、ハーフタイムの修正を経てつかんだ勝ち点3を喜んだ。ただ、「鹿島は次のステージ(チャンピオンシップ)がある。ここで勝たないと勢いに乗れないという気持ちで来るだろうし、代表で抜ける選手がいるけど勝ちに来ると思う」と警戒心を強め、「選手である以上、1日でも長くシーズンを戦いたいと思っている」と言葉を続けた。
前線と最終ラインのかじ取り役二人は、目指す頂へ向けて、まずは鹿島からの勝利に照準を合わせていた。
写真:小野慶太
(神戸担当 小野慶太)
2016/11/07 21:14